2018年7



労働保険

労働保険とは、労災保険と雇用保険を合わせたもので、従業員の雇用や生活を守るための制度となっています。労災保険は、従業員が仕事中のケガなどで働けなくなった場合に療養費を補償することや仕事中のケガなどで死亡した場合に給付金によって遺族の生活の支援を行います。労災保険料については、事業主がすべて負担することになります。

一方、雇用保険は、従業員が失業した場合や育児・介護等で働けなくなった場合に収入の減少などによる所得の補償をするための支援を行います。雇用保険料については、事業主と従業員が負担することになります。

労働保険の申告と納付は、毎年6月1日から7月10日までの期間に行います。4月1日から翌年の3月31日までに支払った賃金の総額を集計して前年に概算で仮に納付した保険料の精算と翌年1年分の保険料を仮に納付します。これを労働保険の年度更新と言います。

労災保険・雇用保険は一定の手続きをしないと加入することができませんので注意が必要です。