2018年3



中小企業倒産防止共済制度とは?

先日、知人から「中小企業倒産防止共済ってどんな制度なの?」という質問を受けました。

中小企業倒産防止共済制度(経営セーフティ共済)は、中小企業倒産防止法に基づき、独立行政法人中小企業基盤整備機構が運営しています。取引先の倒産によって、資金繰りに困るような事態になった場合、納めた掛金の最大10倍の資金を迅速に借入できる制度です。掛金については、毎月5千円〜20万円の間(5千円単位)で自由に設定できます。

また、掛金を変更することも可能で、800万円が上限です。そして、掛金全額が納付した時の経費となるため、節税しながら万が一に備える事ができます。解約した場合にも、12カ月以上掛金を納付していれば掛金が戻ってきますので、節税しながら外部に貯金しているというわけです。

ただし、納付期間が40カ月未満だと元本割れする事、また解約して返戻金を受け取った場合には全額が利益となる事等、注意が必要です。