2012年6


お酒を売りたい

先日、友人から「引越し祝いの頂き物のお酒が沢山あるんだけど、あまり飲まないから売っちゃおうと思うんだよ。インターネットのオークションに出そうと考えているんだけどね。ところで、お酒って売るときに免許がいるって聞いたんだけど取らなくて大丈夫かな?」といった質問を受けました。

今回の場合、免許は必要ありません。

お酒を販売する場合、通常はその販売しようとする場所の税務署長から免許を受ける必要があります。また、場所ごとに免許が必要ですので、支店を設けて売る場合にはそちらでも免許を取得しなければいけません。

ただし、この免許には「継続的に販売」という要件があります。今回のように一時的に販売するような場合は「継続的」ではありませんので、対象から外れることになります。

したがって、継続的にオークションに出品している場合などは厳密に言いますと免許が必要です。

なお、上記の除外規定として、飲食店などが自分のお店で飲用として提供するお酒については免許が要らないことになっています。

頂き物を売りに出すのは若干気が引けますが、友人もこっそりお小遣い稼ぎになればいいですね。