住宅ローンの繰上げ返済
先日、友人から
「今度、定期預金を取り崩して住宅ローンの繰上げ返済をしようと思うんだよ。返済期間が短くなりそうなんだけど、今までどおり所得税の控除を受けられるのかな？」
といった質問を受けました。
短くなった後の最終返済期日が、当初の借入日から計算して10年以上である場合には、今までと同じく住宅ローン控除を受けることができます。
住宅ローン控除を受けるためには、そのローンの償還期間が10年以上である必要があります。繰上げ返済をした場合にはその短くなった期間について判定を行います。従って、繰上げ返済により返済期間が短くなったとしても、全体の期間が10年以上であれば控除を受けられるのです。
なお、繰上げ返済により全体の償還期間が10年未満となる場合には、その年以後について住宅ローン控除を受けることができませんのでご注意ください。
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