書類の翻訳
先日、帰国子女の友人から「知り合いの会社に頼まれて、書類の翻訳をしてお金を貰ったんだけど、源泉税が引かれてたんだよ。金額も少ないし、ちょっと手伝っただけなのに、やっぱり課税されるのかな。あと、これって確定申告もしなくちゃいけないの?俺サラリーマンなんだけど。」といった質問を受けました。
この場合、翻訳業を営んでいるわけではありませんが、報酬自体が源泉徴収の対象であるため、税金が差引かれます。支払側が源泉徴収義務者である場合、所得税法204条にかかる報酬については対象となります。今回は支払者が法人であるため、源泉徴収の必要があります。事業をしていない全くの個人が翻訳を依頼して報酬を支払った場合、源泉税はかかりません。
また、サラリーマンの場合、給料以外の所得が年間20万円以下の場合は確定申告の必要がありません。
副業について、所得税法上は20万円以下であれば問題ありませんが、勤務先の就業規則等で副業自体が制限されている場合があります。お小遣い稼ぎもホドホドにしましょう。
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