長寿のお祝い金
先日、遠方に住む友人から「うちのお爺ちゃんが今年90歳になってね、市からお祝い金が10万円出ることになったんだよ。今後も5年ごとに貰えるらしいんだけど、これってまさか税金かからないよね?」と言った質問を受けました。
市区町村によっては、このようなお祝い金が支給される場合があります。実はこのお祝い金は課税の対象になるのです。
3年以上の間隔をおいて支給される上記のような給付は、一時所得として取り扱われます。
ただし、一時所得の金額の計算方法は、
収入金額−収入を得るために支出した金額−特別控除額(最高50万円)
となっています。つまり、実際は特別控除額の50万円を超えない限り課税されないため、税金の負担はゼロとなります。
なお、お祝いを貰った年において、保険の解約等、そのほかに一時所得になる収入がある場合には上記お祝い金にも課税されることがありますので、ご注意ください。
参考文献:国税庁課税部 質疑応答事例集
|