☆切手と消費税
郵便局で切手を買った際に受け取ったレシートを見てみると、そこに消費税の額は記載されていません。切手の使用は消費税の課税対象ですが、この消費税の計算はいつ行われるのでしょうか。
切手は、買った時点では消費税の課税対象とはなりません。はがき等に貼り付けて郵送の手続きを行った時点で、初めて課税対象となります。切手を買った時と使った時とで二重に税金が発生することを防ぐために、このような処置を行っているのです。
ここまでの処理を帳簿に記載しようとするとかなり複雑なものになってしまいますので、購入時に課税仕入れとして計上することが認められています。他の物品を購入した場合と同じように処理することができるのです。
切手の購入に係る会計処理は、消費税法上、特別な処理の1つと言えるでしょう。