2015年9



禁煙治療

先日、友人から「そろそろタバコをやめようと思うんだけど。最近は吸えるところも少なくなってるしね。禁煙治療というものに通うことにしたんだけど、これにかかったお金って確定申告で控除できるのかな?」といった質問を受けました。

今回の場合、一定の要件を満たせば医療費控除の対象となり、確定申告の際に差引くことができます。

禁煙治療については、本人の喫煙の度合いや治療施設の設備等の各種要件を満たせば保険診療として取り扱われることになっており、患者さんの負担も少なくなっています。このような保険対象の治療は当然に医師による診療等が前提となっていますので、支払った医療費についても医療費控除の対象とすることができます。

また、要件を満たさないため保険適用外となり、全額を自己負担して治療した場合でも、医師の診察によるものであれば同じく控除が可能です。なお、医師の指示によらず個人の判断でドラッグストア等に売っている禁煙の補助薬を買ったとしても、医療費控除の対象とはなりませんのでご注意ください。