FX取引
先日、友人から「この前、FX取引で大もうけしたのに税金を申告していなかった人の話が雑誌に載っていたんだけど、あれってどのように税金がかかるの」といった質問を受けました。
FX取引とは、外国為替相場の変動に応じて証拠金というもので取引を行うことで、所得税法上の扱いは雑所得になります。給与所得者の場合、給与所得以外の所得が年間で20万円以下であれば確定申告は不要ですので、この金額より少なければ申告しなくても構いません。また、通常のFX取引は雑所得の総合課税とされるため、所得が上がればそれだけ税率が高くなり、反対に損失が出た場合には繰り越すことはできません。
ただし、FX取引でも「くりっく365」という取引所を仲介して行う取引の場合には、税率が一律20%とされ、損失が出た場合にも3年間繰り越すことができます。
FX取引については申告漏れが相当数あったため、取引業者側でも税務署への支払調書の提出が平成21年から義務付けられました。正しい申告を心がけましょう。
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